意外と高め?社会保険労務士の平均年収について詳しく解説!
不安の多い世の中なので、将来のために社会保険労務士の資格を取りたいと思っている方もいるはずです。しかし、社労士の年収はいくらなのか、どんな仕事をするのかよくわからないとお困りの方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、社会保険労務士の平均年収について解説します。また、社労士の仕事内容についても詳しく紹介しましょう。
社会保険労務士の平均年収
社会保険労務士を目指す方にとっては、どれくらいの収入を受け取れるのか気になるところでしょう。ここでは、社会保険労務士の平均年収について解説しましょう。
■年収は約500万円
厚生労働省による令和元年賃金構造基本統計調査では、社労士の平均年収は484.9万円となっています。安定した収入が得られる仕事といってよいのではないでしょうか。ただし、年収300万円以下の社労士の方もたくさんいますし、年収にばらつきがあることは確かです。
より高収入を目指すのであれば、独立開業を目指すのがよいでしょう。開業したばかりのころは高収入を期待できませんが、少しずつ仕事を獲得して軌道に乗れば年収1,000万円以上も可能です。
■転職にも有利
社労士の資格をもっていれば、転職するときに有利であるといえます。社労士資格をもっている人材を雇いたいと考えている民間企業も少なくありません。人事部や総務部に所属すれば、専門知識を発揮できる機会もあるでしょう。
また、社労士は男女間で大きな収入の差はないので、女性であっても高収入を目指せるでしょう。女性でも社労士の資格をもっていれば、出産後も企業で働きやすい可能性が高くなります。
さらに社労士は相談される場合も多く、女性の社労士へのニーズが今後も見込まれるでしょう。将来的に独立開業すれば、高収入を期待できるだけでなく、仕事量や仕事内容を自分で決められます。
社会保険労務士の主な業務内容
社労士は社会保険などを扱うブロです。しかし、社労士の仕事内容について詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。ここでは、社労士の主な常務内容について解説しましょう。
■社会保険の手続き
会社に新しいスタッフが入社した場合や退社した場合は、社会保険の手続きをしなければなりません。社労士は、社会保険の加入・喪失の手続き、労働者の名簿や賃金台帳の作成のほか、各種助成金の申請なども行います。
■人事などのコンサルティング
社労士は、労働法や社会保険などにまつわる高度な専門知識をもっています。今の社会では働き方が多様化し、以前よりも雇用形態に柔軟性が求められる時代にもなっています。ですから、賃金や福利厚生に関する相談を社労士が受ける場合もあるのです。
■年金に関する業務
社労士とは、公的年金に関する唯一の国家資格者です。主に個人に向けた業務となりますが、社労士が年金に関する手続きを担当する場合もあります。年金相談センターにおいて、受給資格や支払い状況の確認や相談に応じている社労士も多いものです。複雑な年金制度について、わかりやすく説明してくれるでしょう。
社会保険労務士になるためには?
社労士になりたい場合は、まずは受験資格を満たしている必要があります。どのような場合に社労士試験を受験できるのでしょうか。ここでは、社会保険労務士になるための方法について解説しましょう。
■受験資格をチェック
社労士試験の受験資格には、学歴、実務経験、国家試験合格のいずれかを満たす必要があります。まず学歴については、大学や短期大学、専門学校などを卒業していて、卒業証明書の写しを提出しなければなりません。
つづいて実務経験については、3年以上の勤務経験が必要であり、実務経験証明書の写しを提出します。そして最後の国家試験合格とは、司法試験予備試験や行政書士試験、もしくは厚生労働大臣が認めた国家試験に合格していることが条件です。
厚生労働大臣が認めた国家試験とは、国家公務員試験から一級建築士など多岐に渡り、合格証明書の写しなどを提出する必要があります。
■通信講座がおすすめ
社労士試験を目指すなら、書店などで販売されている問題集などを利用して独学で受験できます。しかし、かなり高度で専門的な内容が多くふくまれているため、なかなか独学では難しい場合もあります。
そんな場合には、通信講座を利用するのもよい方法です。良質の教材で勉強できるので、効率的に受験対策できます。また、通信講座であっても添削指導を受けられるコースもあるので、苦手分野を克服しながら合格できる学力をしっかり身につけられるでしょう。
社労士は合格率が非常に低く、難関の国家資格のひとつです。しかし、社労士の資格をもっていれば仕事の幅も広がるので、会社員として働く場合もキャリアップのチャンスが増えるはずです。さらには独立開業の道も開かれているので、努力次第では大幅な年収アップも期待できます。
社労士の資格取得を考えている方には、効率的に学べる通信講座がおすすめです。資格をとって安定した収入を得たい方は、社労士試験にチャレンジすることを検討してはいかがでしょうか。