社会保険労務士試験対策は予備校と通信講座どちらで行うのがおすすめ?

公開日:2022/08/15   最終更新日:2022/08/19

試験対策

社会保険労務士という職業をご存じですか?労働と社会保険の専門家として、さまざまな手続きを行う重要な役割を担っています。人気の資格ということで、予備校・通信講座など資格を取得できる講座の数が増えてきています。今回は、社会保険労務士の資格を取るために予備校と通信講座どちらがよいのか解説するので、ぜひ参考にしてください。

社会保険労務士試験対策は予備校と通信講座どちらで行うのがおすすめ?

何らかの資格を取得する時、主な方法として独学・予備校・通信講座3つがあります。ただ、独学は自分で教科書の良し悪しを見抜いたり、分からない部分を自分で調べたりする必要があるため、よほど真面目に取り組む自信がある人以外おすすめできません。それでは、予備校と通信講座はそれぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。

予備校はきちんとスケジュールが組まれており、学習を計画的に進めることができます。家だと勉強に集中できないという人も多いかもしれませんが、予備校は皆が勉強するために通う場です。そのため、より勉強に身が入りやすい傾向があるでしょう。通学することで同じ目標に向けて頑張る仲間ができる、分からないことはリアルタイムで講師に質問できる点も魅力的です。

忙しい人にぴったりの通信講座

通信講座の中には受講期間に制限が設けられているものもありますが、基本的には自分のペースで学習を進められます。通勤時電車に乗っている時間、家に帰ってきて寝るまでの空き時間など、時間を有効活用できるのです。まとまった勉強時間をとれない場合、予備校に通うのは現実的ではありません。

隙間時間を利用して効率よく勉強したい人は、通信講座が向いています。近くに予備校がない人にとってもありがたい限りでしょう。また、通信講座の場合1つの講義につき講師は1人というケースが多いです。

これは、層が薄いのではなく、あらゆる生徒を1人でカバーできるという自信の表れでもあります。講義内容はネット上に公開されていたりダウンロード可能だったりするため、同じ内容を繰り返し勉強できます。

自分のライフスタイルに合わせた方法を選択

予備校と通信講座、どちらの合格率が高いという訳ではありません。自分のライフスタイルや勉強方法に適したほうを選択することが重要です。家だとだらけてしまうため、時間を確保してしっかり勉強したい人は予備校、空き時間を利用して自分で勉強を進めたい人は通信講座がおすすめです。

社会保険労務士の通信講座の受講費用が安い理由

通信講座を選ぶもう1つのメリットとして、予備校に比べ受講費用が安い点があげられます。資格取得にはお金がかかるので、少しでも節約したい人は通信講座を選ぶとよいでしょう。受講費用が安いということは講義の質が悪いのではないかと心配する人もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

通信講座は場所を確保せず講義を行える点が特徴的です。そのため、場所を用意する手間や教室の設備費、賃料が発生しません。録画した講義をインターネットや専用サイトで配信すれば、あとは生徒がそれを見て勉強するだけなので人件費も抑えられるのです。

賃料や人件費がかからず、その分受講料を安くできるという仕組みになっています。高いから必ず合格する、安いから質の悪い勉強になるというわけではありません。

社会保険労務士の通信講座を選ぶ際に注意するべきポイント

社会保険労務士の通信講座を選ぶとき、いくつか注意すべきポイントがあります。まず、選ぶ通信講座によって内容が大きく異なる点です。紙の教科書を届けてくれるサイトもあれば、スマートフォンやパソコンを利用して電子媒体上で完結させるものも。

紙の教材で勉強したいと考えているのに、ネットで資料を見ながら勉強する講座を選んでもあまり意味がありません。自分に適した教材を提供してくれる講座を選びましょう。そのためにも、資料請求や電話・チャットボットでのサポートなどをしっかり活用し、内容を確認してください。

講座の難易度を見極める

講座によって受講者のレベルが設定されているケースが存在します。これから勉強を始める人や一度受験したけれど不合格だった人など、さまざまなニーズに合わせた教材を提供してくれるのです。

自分のレベルと教材のレベルに差がある場合、せっかくの通信講座が無駄になってしまう可能性が考えられます。1つの通信講座だけ見て決めるのではなく、複数の講座を見比べて自分にあったものを選択することが重要です。

 まとめ

社会保険労務士の資格を取得する際に、予備校と通信講座を選ぶメリットについて説明しました。学習の場を整えてくれて、講師や生徒たちと高め合っていける予備校は非常に魅力的だといえます。ただ、学習時間が確保できない場合は通信講座を選択しましょう。今は優秀な講座が数多く存在しているので、自分の学習方法やレベルに合ったものを選択し勉強に励んでください。

 

 

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