社労士になりたい社会人の方必見!おすすめの勉強方法
社会保険労務士(社労士)は試験範囲が広く、社会人が取得するのはかなり大変な資格です。時間がない社会人が社労士試験に合格するにはどのような勉強方法がおすすめか、わかりやすく解説します。
1年間の学習スケジュールを立てる
社労士試験に合格するにはおよそ800~1,000時間の勉強が必要となります。社会人が社労士資格を取得するとなると、勉強時間の捻出から始めなければなりません。そう考えると、10ヶ月~1年がかりでスケジュールを組むのが理想的だといえます。
社労士の試験は8月の第4日曜日に実施されるので、そこから逆算してスケジュールを組みます。大まかなスケジュールは以下のとおりです。
9月~3月:基礎理解・インプット
4月~6月:演習問題
7月~8月:実践問題
基礎理解やインプットはなるべく早めにクリアしたほうがよいでしょう。個々でのポイントは「完璧」を目指さないこと。すべての範囲をある程度理解出来たら上出来だと考えます。
次に問題集を中心とした演習問題。この時点の目標は基礎問題を確実に得点できるようにすることです。難問にこだわらず、できる問題から反復練習して確実に基礎問題をクリアできる力を身につけましょう。
そして、仕上げの実践問題は過去問を中心に行います。意識するべきことは弱点克服です。できない問題を探し出し、それを片っ端からできるようにする時期と考えてよいでしょう。
試験科目は10科目
社労士試験は全10科目から出題されます。合格基準は合計点の7割以上で、各科目6割以上得点することです。1科目でも6割を切ると不合格となってしまうので、不得意科目を作らず、まんべんなく学ぶことが大切です。
合格率は6〜7%でかなり難易度が高い試験だといえます。社会人が受けるにはハードルが高い試験なので、かなり覚悟を決めて勉強しなければ合格は難しいでしょう。
勉強の順番が「基礎→応用」となるようにする
社労士勉強法でしばしば言及されているのが「勉強の順番が重要」ということです。
最初に取り組むべきは労働基準法をはじめとする労働関係の学習です。次に、社会保険関係の学習、最後に社会保険に関する一般常識を学ぶのがおすすめです。
この学習順番は基礎から応用へと移り変わるよう意図したもので、多くの試験予備校でも採用されるルートです。難易度の高い試験だからこそ、王道の学習方法が有効でしょう。
まとめ
今回は社会人が社労士の勉強をする際の勉強法についてまとめました。勉強時間が限られている社会人が社労士を取得するには、スケジューリングが何よりも大切です。学習時間を確保し、コツコツと勉強することこそが難関資格合格の常道ではないでしょうか。